工藤淳夫

ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の若返り効果と多く含まれる食べ物

Nicotinamide mononucleotide(NMN) NAD+前駆体のサーチュイン遺伝子活性化による長寿のしくみ

アンチエイジング医学では長寿や顔貌が年齢以上に老化しないようにする確かな方法としてカロリー制限(カロリーリストリクション)があります。カロリー摂取を減らすと線虫からサルまで長寿や若さのサインが共通してみられるためなんとかカロリー制限をしないでもあるいはカロリー制限をしながら薬や食事、運動などで再現できないかと世界中の科学者や医療人が取り組んでいます。

 

長寿アンチエイジング成分

カロリー制限をするとサーチュイン遺伝子が活性化されるためサーチュインを活性化する成分はないかと探したところブドウやピーナッツ皮に多く含まれるレスベラトロールが見つかり最初のアンチエイジング成分となりました。

 

今回の記事ではレスベラトロールと同様サーチュイン遺伝子を活性化するニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)について考察してみます。

 

このNMNはミトコンドリアが有酸素運動などで脂肪を燃焼してエネルギーを作るときに必要なNADの前駆体でもともと人間の体内にあるものです。NMNは年齢とともに減少していくため老化現象と関連があるのではないかと考えられていました。

 

若さを維持する鍵となるサーチュイン遺伝子はNADが必要ですのでNMNはこのNADを増やすことでサーチュイン遺伝子が活性化されるという仕組みです[1]。レスベラトロールもこのNADの使用効率を上げてサーチュイン遺伝子を活性化させます。

 

ビタミンB3(ナイアシン)の一種であるNMNが多く含まれる食べ物は身近にさまざまあって、ブロッコリーやきゅうり、きゃべつ、枝豆などにNMNが多く含まれます。

 

NMNとアンチエイジング

NADはサーチュイン遺伝子を活性化させるだけでなく、先ほども述べましたようにミトコンドリアでエネルギーを作る際に必要で加齢とともに減少していきます。老化は細胞の複製がしにくくなると始まり、見た目的には顔の筋肉や皮膚にハリがなくなってきます。

 

NADの前駆体であるNMNやNADが加齢で減っていくのに身体は今まで通りお肌のハリや毛穴を引き締めるのにエネルギーを使うでしょうか?

 

まず限りあるエネルギーは生命維持活動に使われると思います。顔の肌のコラーゲン繊維や表情筋などにエネルギーが行くようにするにはどうすればよいでしょう?

 

まずエネルギー産生効率が良く十分な量のミトコンドリアがなければならないと考えます。次にNMNを含むナイアシン、トリプトファンを摂取するとかトリプトファンからNADを腸内細菌に作らせるためのプロバイオティクスなどでエネルギー産生の原料を供給して衰えを軽減してやるのです。

 

NADの増加によってサーチュイン遺伝子が活性化してタンパク質工場のリボソームの安定化効果と相まってコラーゲン繊維や弾性繊維なども顔の肌で生産されて老化を遅らせられるものと考えます。顔の見た目と老化、長寿は細胞レベルや遺伝子レベルでもつながっていきますね。

 

NMNを増やしエネルギーを年齢以上に減らさないために、だれでもできる生活習慣のアドバイスとして食事ではブロッコリーやきゅうり、枝豆などの野菜を食べ、有酸素運動をしてミトコンドリアを増やし効率を上げることです。

 

まとめ

ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)はNADの前駆体でNADが増えると若さを維持するサーチュイン遺伝子が活性化される。ブロッコリーやきゅうりなど多くの食べ物に含まれる。

 

参考文献

  1. Nicotinamide mononucleotide, a key NAD(+) intermediate, treats the pathophysiology of diet- and age-induced diabetes in mice. Yoshino J et al., Cell Metab. 2011 Oct 5;14(4):528-36. doi: 10.1016/j.cmet.2011.08.014.

     

 

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