工藤淳夫

レジスタントスターチでアンチエイジング

顔のアンチエイジングへレジスタントスターチの応用可能性

 

食べ物や化粧品の植物エキスにはさまざまなものが含まれておりまだ未知の成分や効能が多くあります。

今回の記事はデンプンの中でも難消化性のデンプンである『レジスタントスターチ』についてそのアンチエイジング効果について書いてみます。

 

レジスタントスターチとは

レジスタントスターチはデンプンの一種ですが、通常デンプンはジャガイモや穀物などに含まれる天然の炭水化物で唾液や膵液中のアミラーゼで糖に分解されます。

ところが食物繊維と同様に腸内細菌の餌(プレバイオティクス)となって善玉菌で分解されて短鎖脂肪酸を産生しアンチエイジング効果を発揮するデンプンがあります。それがレジスタントスターチです。

 

レジスタントスターチの効果

先ほどの腸内細菌の代謝物として短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸など)を産生するため血中のケトン体が増えることや脂肪細胞が脂肪の蓄積のスイッチをoffにします。

 

エネルギーを増やす

私は朝、中鎖脂肪酸(MCTオイル)を1,2杯飲みますが、なぜ飲んでいるかというと血中にケトン体を増やしてミトコンドリアのエネルギー源にするためです。

ケトン体による莫大なエネルギーがあると脳や肝臓など生命維持活動に必要なエネルギーだけでなく顔の肌や表情筋といった生命維持とはあまり関係ない組織にもエネルギーが回ってきます。

そのため肌の再生や新陳代謝にもエネルギーが十分使われ老化した細胞やコラーゲン繊維などの抗老化・美容に重要なたんぱく質も量と質が健康に維持されることになります。

また、ケトン体というミトコンドリアのエネルギー源を十分供給してミトコンドリアを積極的に使うようにすることはミトコンドリアの数を減らさないことにつながると考えられますので老化予防に大切だと考えています。

 

活性酸素を減らす

レジスタントスターチや食物繊維を餌として短鎖脂肪酸が増えると脂肪脂肪に直接「もう脂肪は蓄積しないでくれ」と働きかけてくれます。

そのため脂肪組織から出る炎症性サイトカイン(TNF-α, IL-6など)の放出を減らし活性酸素レベルを下げて顔の老化予防になると考えられます。

 

食欲のコントロール

レジスタントスターチは血糖値を上げませんのでグレリンの分泌をコントロールすることができます。また、脂肪組織が減ってくるとレプチンが効きやすくなるため食欲で悩まされることも減ると思います。

 

ちなみに私はこれらいわゆる主食とされる糖質は調味料や野菜、唐揚げの衣などに含まれるものしか摂取していません。今回のレジスタントスターチは糖質食材に含まれており私には摂取しずらい成分となっております。

 

レジスタントスターチが多く含まれる食品

冷や飯などいったん温めて調理したデンプンを冷やすとレジスタントスターチが増えます。ポテトサラダも同様です。

あとはバナナやタイガーナッツにもレジスタントスターチが多く含まれます。

 

食物繊維について

レジスタントスターチは食物繊維と同じような効果をもつデンプンです。

食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分けられますが、善玉菌の餌になるのは水溶性食物繊維ですのでレジスタントスターチはこちらのほうに近いと言えます。

 

一方、不溶性食物繊維はセルロースに代表されるように消化がほとんどされない食物繊維です。

腸内細菌の0.01%以下ですが大腸菌はセルロースを分解してミネラルを供給しますので栄養素としても有効ではあります。

 

まとめ

レジスタントスターチは食物繊維と同様に善玉菌の餌となり短鎖脂肪酸を産生する。そのため脂肪の蓄積減少やケトン体の増加があり活性酸素の低減、エネルギー産生の効率化、食欲のコントロールができ、年齢以上の顔の老化を予防に有効と考える。

 

参考文献:

  1. Effect of Dietary Resistant Starch on Prevention and Treatment of Obesity-related Diseases and Its Possible Mechanisms. Zhang L et al. Biomed Environ Sci. 2015 Apr;28(4):291-7

 

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