工藤淳夫

腸内細菌を整えて睡眠中にアンチエイジング

腸内細菌を整えて睡眠中に健康で美しい肌を得る方法

 

腸内細菌はまだまだ未知の領域で顔のアンチエイジングの観点からも大変興味がある医学領域です。

 

今回は腸内細菌の良質な睡眠への影響と顔の老化について書きます。

 

サーディアンリズムと腸

朝日光を浴びたり食事をしたりするとサーカディアンリズム(体内時計)がリセットされます。

日中はセロトニンが増え、睡眠中はメラトニンが増えるという一定のリズムを整えることは良質な睡眠を得るのに重要です。

メラトニンはセロトニンから作られますので十分な量のセロトニンが作られなければサーカディアンリズムも影響を与えてしまいます。

そのセロトニンは90%が腸にあり2%が脳、残りの8%は血小板にあることからもセロトニンは主に腸で作られていることがわかります。

脳でもセロトニンが作られますが血液脳関門というフィルターによって脳内には入ることができないためセロトニンの前駆物質が腸から脳に供給されます。

 

腸内細菌とセロトニン

善玉菌の腸内細菌は主に食物繊維を餌とします。

その代謝物として短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸など)をつくります。

この短鎖脂肪酸は腸壁にある腸クロム親和性細胞に作用して肉など摂食することで得られる必須アミノ酸のトリプトファンからセロトニンを作らせる生理作用があります。

 

セロトニンの効果

セロトニンは多彩な効果をもっています。腸蠕動運動、血小板凝集作用、免疫制御などです。

私は野菜と肉魚をメインの食事にしていますがこのような糖質制限をしているとよく腹が鳴ります。お腹がすいたわけではなく腸の蠕動運動が増え腸運動が活発になっていることを実感します。

また、私は臨床で口の中の傷は直りが早いことを知っていますがこれは口の中はコラーゲン繊維が豊富で傷ができて血が出ても血小板のセロトニンによる凝集が起きやすいためだと理解しています。

 

セロトニンと顔のアンチエイジング

上記のように蠕動運動がよく起こるようになると宿便も減るためアンモニアや硫化水素などの毒物が充満するリスクが減り、それら毒物が体内に入って炎症が起きにくくなることが考えられます。

また、口の中に傷ができてもすぐふさがることは口腔内細菌が血中に入って体内を巡る菌血症も予防されやすくなりLPS(内毒素)による炎症レベルも予防できるでしょう。

なによりセロトニンが十分に作られることで睡眠の質が改善することが顔のアンチエイジングに重要だと考えます。

顔の肌のターンオーバーや矯正で歯が動くなどの再生が最も起きるのは深夜2時前後です。

この時間に深い睡眠にはいっていると成長ホルモンが出て細胞分裂による再生が起きるからです。

肌や骨髄など細胞分裂が盛んな組織は糖質のエネルギーをメインに使いますので私は野菜や衣、調味料に含まれる程度の糖質は夜に食べることでアンチエイジング対策としています。

 

まとめ

腸内細菌が作る短鎖脂肪酸は腸でトリプトファンからセロトニンを作る。十分なセロトニンは蠕動運動、止血、良質な睡眠に必須。宿便の減少による毒素の減少、傷口がふさがりやすいことによる菌血症の予防、深い睡眠によるターンオーバーの促進によって炎症を抑え新陳代謝を促すことで顔のアンチエイジングに有益と考える。

 

参考文献:

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