年齢以上に顔を老化させない睡眠時間とは
寝すぎたり、あまりよく眠れなかったときは次の日だるかったり頭がすっきりしなかったりしているもので多くの方は経験があるかと思います。睡眠の深さと細胞修復の関係や睡眠時間と寿命の関係もあり深夜1時前には深い睡眠(REM睡眠)に入っていて大体7時間程度が最も長生きになることが知られています。
睡眠障害を起こす原因で多いのが就寝前のスマホやパソコン画面から出るブルーライトを浴びることが体内時計を狂わせて寝にくくなることです。青色は直接的ですが白は基本的にR(赤)G(緑)B(青)の合成ですのでブルーライトが含まれています。
睡眠時間が短くても長くても炎症が起こる
7時間程度の睡眠が顔のアンチエイジングにも良い理由は成長ホルモンによる細胞修復だけではありません。睡眠時間が短すぎても長すぎても全身に炎症が起こるためいたるところで活性酸素が発生して老化を促進するからです。
一般に炎症が起こると血中にCRPという物質の増加が見られますがこの物質が睡眠の長さに応じて短くても長くても増加するのです。全身に炎症が起きますので当然顔でも炎症が起き顔貌が年齢以上に老化すると考えられます。
長寿遺伝子サーチュインとの関連
ここからは私の考察になります。東京医科歯科大学の炎症とサーチュイン遺伝子(SIR1)に関する研究からサーチュインのニトロソ化という機能低下現象と関連していることが分かっています。サーチュイン遺伝子は老化のコントロールを可能にする遺伝子でここからアンチエイジング医学の研究が盛んになりました。
サーチュイン遺伝子は体内時計(サーカディアンリズム)とも関連がありブルーライトなどで体内時計が乱れるとサーチュイン遺伝子にも乱れが生ずることが予想されます。したがって、炎症がおこりやすい状態になって睡眠時間が短くても長くても炎症の指標であるCRPが増えるのだと考えられます。
まとめ
睡眠時間は7時間程度が炎症を抑え活性酸素による年齢以上の顔の老化を予防することができる。就寝前にスマホなどディスプレイ画面を見るのを避けるなど睡眠障害を起こさない習慣に気を付けましょう。
参考文献:
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