工藤淳夫

コショウ科『ヒハツ』のピペリンのアンチエイジング効果

コショウ科『ヒハツ』のピペリンのアンチエイジング効果

 

ピペリンはコショウ科の『ヒハツ』に多く含まれる成分で他の健康に有効な成分を増強してくれるいわゆる『バイオエンハンサー』としての機能があります。

ヒハツに含まれるピペリンはコショウの辛み成分で単純なアルカロイドです。

どのような使い方がアンチエイジングに活用できるのか考察してみます。

 

抗老化・長寿への増強剤として

糖尿病薬として現在は一般的に使用されているメトフォルミンですが、ピペリンはこのメトフォルミンの作用を増強します[1]。

血糖値を始め糖尿病の改善は老化の原因を抑制することにつながります。

私が考えるにピペリンはメトフォルミンによるmTOR抑制作用が増強され長寿効果も増強されるのではないかということです。

 

ピペリンはレスベラトロールの脳、認知機能を改善する効果を増強し抗ストレス作用を強める働きがあります[2][3]。

レスベラトロールのサーチュイン遺伝子への活性作用の増強作用かと考えます。

 

ピペリンはクルクミンの作用も増強し、コレステロール値などを改善します[4]。

 

このようにピペリンは生活習慣病や長寿遺伝子に働く作用を強める(エンハンス)作用があります。

 

ピペリン単独の内毒素防御作用

口腔内に歯周病があると慢性炎症が続くため体中に炎症が軽度に発生しています。

さらに口の中の炎症は細菌が直接血管内に入る菌血症になるという特徴があります。

菌血症では細菌の細胞膜にあるLPSという毒素が血管壁などで炎症を引き起こします。

ピペリンはこのLPSによる炎症を抑制してくれます[5]。

歯周病の炎症も防いで歯槽骨吸収も抑制してくれる作用もあります[6]。

慢性炎症源はなるべくない方が顔が年齢以上に老化しないのですから歯周病のコントロールの方法を複数知っておくことはアンチエイジングにとってよいことです。

 

まとめ

  • コショウ科のヒハツに含まれるピペリンは他の成分の効果を増強する『バイオエンハンサー』
  • メトフォルミン、レスベラトロール、クルクミンの硬化を増強した
  • 歯周病菌のLPSによる炎症を抑制した

 

参考文献:

  1. Bio-enhancing Effect of Piperine with Metformin on Lowering Blood Glucose Level in Alloxan Induced Diabetic Mice. Atal S et al., Pharmacognosy Res. 2016 Jan-Mar;8(1):56-60. doi: 10.4103/0974-8490.171096.

  2. Piperine potentiates the effects of trans-resveratrol on stress-induced depressive-like behavior: involvement of monoaminergic system and cAMP-dependent pathway. Xu Y et., Metab Brain Dis. 2016 Aug;31(4):837-48. doi: 10.1007/s11011-016-9809-y. Epub 2016 Mar 5.

  3. Effects of resveratrol alone or in combination with piperine on cerebral blood flow parameters and cognitive performance in human subjects: a randomised, double-blind, placebo-controlled, cross-over investigation. Wightman EL et al., Br J Nutr. 2014 Jul 28;112(2):203-13. doi: 10.1017/S0007114514000737. Epub 2014 May 7.

  4. Piperine potentiates the hypocholesterolemic effect of curcumin in rats fed on a high fat diet. Tu Y et al., Exp Ther Med. 2014 Jul;8(1):260-266. Epub 2014 May 16.

  5. Piperine Ameliorates Lipopolysaccharide-Induced Acute Lung Injury via Modulating NF-κB Signaling Pathways. Lu Y et al., Inflammation. 2016 Feb;39(1):303-8. doi: 10.1007/s10753-015-0250-x.

  6. Piperine inhibit inflammation, alveolar bone loss and collagen fibers breakdown in a rat periodontitis model. Dong Y et al., J Periodontal Res. 2015 Dec;50(6):758-65. doi: 10.1111/jre.12262. Epub 2015 Mar 2.

     

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