工藤淳夫

ココナッツオイル(ヤシ油)はアンチエイジングに良いのか

ココナッツオイル(ヤシ油)はアンチエイジングに良いのか

 

ココナッツオイル(ヤシ油)はココナッツ果実から絞り出されます。

このココナッツオイル中の脂肪酸は飽和中鎖脂肪酸で私も毎日のエネルギー源としてケトン体の供給源として利用しています。

今回はココナッツオイルはどのようにアンチエイジングに良いのか検証してみます。

 

ココナッツオイルの成分

ココナッツオイルは90%が飽和脂肪酸でそのほどんどが中鎖脂肪酸でできています。

ラウリン酸という中鎖脂肪酸が45%ほどを占めますが、このラウリン酸には抗菌作用と抗カビ作用など多くの効能があります[1]。

他にはフェルラ酸やクマル酸などのフェノール酸が含まれています[3]。

 

ココナッツオイルの効果効能

ケトン体への代謝

ココナッツオイルの主成分である中鎖脂肪酸は腸から速やかに吸収され肝臓でケトン体に代謝されます。

ケトン体は糖質制限ダイエットをしているものにとって生きていくために必要なエネルギー源です。

私は毎朝スプーン1杯か2杯飲んでいます。

肥満の原因は糖質ですので糖質を食べないダイエット法は痩せますし実際に私は1週間で2キロ痩せてその後も徐々に体重が減っていきました。

現在はBMIが21で痩せすぎでない健康なBMIです。

 

抗酸化・抗炎症作用

ココナッツオイルには抗酸化成分が多く含まれています[2]。

ラウリン酸はもちろんですが特にフェノール酸の抗酸化力が高いです[3]。

 

抗菌作用

ラウリン酸とフェノール酸はどちらも抗菌作用があります[1][12]。

ですので仕事で疲れたりして免疫力の低下している方には軽度の感染予防になります[12]。

 

皮膚バリア機能の回復

アトピー患者さんは皮膚のバリア機能が低下しています。

アトピー患者さんにココナッツオイルを塗布すると臨床症状の改善と保湿力が改善します[6]。

 

インスリン抵抗性の改善

2型糖尿病の方はインスリンが効かなくなっていますので血糖値が下がらないのですが、ココナッツオイルに含まれるラウリン酸やフェノール酸は血糖値を下げ、インスリン抵抗性の改善に効果があります[12]。

 

血漿コレステロールへの効果

酸化LDLコレステロールはは動脈硬化の原因ですがココナッツオイルはLDLコレステロールが酸化するのを防ぐ働きがあります[12]。

 

うつへの効果

ケトン体は血液脳関門を通過するので脳のエネルギー源として働きます。

それだけでなくココナッツオイルには抗うつ作用があります[11]。

 

骨粗鬆症における骨喪失への効果

閉経後の女性は骨密度が下がって骨折を起こしやすくなります。

ココナッツオイルは骨粗鬆症で骨が喪失していくのを防ぐ効果があります[10]。

 

ココナッツオイルの抽出法による違い

これらのココナッツオイルの効果効能はココナッツオイルの作り方によって強さが異なります。

ココナッツオイルでもオリーブオイルでもそうですが低温で搾り取る方法で得られたオイルは脂肪酸の酸化やトランス脂肪酸が発生しにくいためアンチエイジングにも良いです。

精製されていないココナッツオイルをヴァージンココナッツオイル(VCO)といいます。

一般に低温で搾り取られたバージンココナッツオイルのほうが上記の効果効能が高い傾向にあります[12]。

 

ココナッツオイルの用途

ココナッツオイルは様々な用途に使われます。

食用

糖質制限ダイエットにおけるメインのエネルギー源としてココナッツオイルやMCTオイルを摂取します。

また酸化されにくい飽和脂肪酸ですので加熱調理でも酸化しにくい油だと言えます。

糖尿病の方のインスリン抵抗性改善や脳のエネルギー源としてもいいですし、閉経後の女性が骨の健康を保つためにもお勧めです。

ケトン体に代謝されると脳へも到達しますので脳のエネルギー源だけでなく抗うつ作用としても期待できます。

 

塗布

石鹸や保湿液、化粧品の溶媒として化粧品応用されています。

石鹸は合成界面活性剤と異なり油汚れだけを落とし皮膚バリアへのダメージをストップさせるという古くて新しい理想的な天然の洗剤です。

石鹸も油を落とす界面活性作用の強さを調節でき、私のクレンジング洗顔石鹸の場合はほどよい泡立ちと軽いファンデーションを落とせるくらいの強さにしています。

合成界面活性剤による皮膚バリアへのダメージを考えると格段に肌の健康を守り美肌になります。

皮膚へのダメージは乾燥肌はもちろん重度ですと敏感肌のような症状もでてきます。

 

うがい

ココナッツオイルには抗菌作用があるためココナッツオイルで口腔内をすすいで虫歯予防のうがいに使われます[8][9]。

ココナッツオイル中の中鎖脂肪酸であるラウリン酸がプラークの蓄積とミュータンス菌に対して抗菌作用があります[9]。

私はMCTオイルを毎朝摂取しておりますがプラークの蓄積が減ったと感じます。

 

まとめ

  • ココナッツオイルは90%が飽和脂肪酸でラウリン酸が主な中鎖脂肪酸
  • ココナッツオイルに含まれるラウリン酸やフェノール化合物には抗菌作用がある
  • 中鎖脂肪酸はケトン体に代謝されミトコンドリアのエネルギー源となる
  • 抗酸化作用がありアンチエイジングに有効
  • 肌のバリア障害による保湿力低下の改善に有効
  • 糖尿病のインスリン抵抗性改善に効果がある
  • うがいに使うと虫歯予防になる
  • 骨粗鬆症の骨の喪失を抑える
  • 抗うつ作用がある

 

参考文献:

  1. Palm oil alleviates 12-O-tetradecanoyl-phorbol-13-acetate-induced tumor promotion response in murine skin. Kausar H et al., Cancer Lett. 2003 Mar 31;192(2):151-60.

  2. Antioxidant capacity and phenolic acids of virgin coconut oil. Marina AM Int J Food Sci Nutr. 2009;60 Suppl 2:114-23. doi: 10.1080/09637480802549127. Epub 2008 Dec 27.

  3. Effect of topical application of virgin coconut oil on skin components and antioxidant status during dermal wound healing in young rats. Nevin KG et al., Skin Pharmacol Physiol. 2010;23(6):290-7. 

  4. The effect of topical virgin coconut oil on SCORAD index, transepidermal water loss, and skin capacitance in mild to moderate pediatric atopic dermatitis: a randomized, double-blind, clinical trial. Evangelista MT et al., Int J Dermatol. 2014 Jan;53(1):100-8. 

  5. Anti-inflammatory, analgesic, and antipyretic activities of virgin coconut oil. Intahphuak S et al., Pharm Biol. 2010 Feb;48(2):151-7. 

  6. Effect of coconut oil in plaque related gingivitis – A preliminary report. Peedikayil FC et al., Niger Med J. 2015 Mar-Apr;56(2):143-7. 

  7. Comparison of antibacterial efficacy of coconut oil and chlorhexidine on Streptococcus mutans: An in vivo study. Peedikayil FC et al., J Int Soc Prev Community Dent. 2016 Sep-Oct;6(5):447-452. Epub 2016 Oct 24.

  8. Virgin coconut oil supplementation prevents bone loss in osteoporosis rat model. Hayatullina Z et al., Evid Based Complement Alternat Med. 2012;2012:237236. Epub 2012 Sep 16.

  9. Antistress and antioxidant effects of virgin coconut oil in vivo. Yeap SK et al., Exp Ther Med. 2015 Jan;9(1):39-42. Epub 2014 Nov 3.

  10. The role of dietary coconut for the prevention and treatment of Alzheimer’s disease: potential mechanisms of action. Fernando WM et al., Br J Nutr. 2015 Jul 14;114(1):1-14. doi: 10.1017/S0007114515001452. Epub 2015 May 22.

     

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