工藤淳夫

グリフォサート系除草剤に関する企業による論文汚染について

2018年8月に癌になったのはグリフォサート系の除草剤によるものだとモンサントという会社に$289M、日本円で約320億円の賠償を命じる判決が北アメリカでありました[1]。日本でも”ラウンドアップ”という問題となったブランドがありますし、グリフォサート系の除草剤はホームセンターなどで手軽に安価に買うことができます。

僕は知らない成分がある場合には必ずpubmedの論文を参照して総合的に評価をしますが、このグリフォサートの除草剤に関しては論文では発がん性はないという論文と発がん性があるという論文が拮抗している状況でした。

 

論文は肯定的・否定的両方の主張を読む

pubmedをつらつらとサーフィンしていると2018年に出されたある論文でははっきりと企業による科学論文汚染を訴えているものもあり面白かったです[2]。そもそも科学論文というのは企業がスポンサーになっているものや企業独自の研究というのは信用があまりないのです。なぜなら金の力で結果を捻じ曲げる力が働くからです。なので論文を読むときもそのようなバイアス(何らかの捻じ曲げ・偏り)がかかっていないかを多面的に判断して読むものです。その論文がたとえ国の機関からの発表であっても有名な雑誌であってもです(natureに投稿されたスタップ細胞が記憶に新しい)。こういう風にはっきりとものを申せる風土があることが学術論文の良いところです。

グリフォサートもそうですが体に少しでも毒(細胞、遺伝子毒性)があるものを毎日習慣的に摂りこんでいると年単位で何らかの影響が現れてくるものです。生活習慣の大切さや怖さはここにあり、除草剤だけでなく食べ物や皮膚や髪の毛に使われる日用品でも同じことが言えます。ちなみにEUの規制が正しいとは思いませんが、こういう成分の規制はEUがもっとも厳しいため日本で売られている日用品でもEUでは売れない成分が含まれているものがたくさんあります。

論文を読むときは一つの論文ではなく検索語句を変えて複数の論文を読むことです。そのうえで自分の考えを形成して世の中に伝えることが大切だと思っています。今回のニュースからも一つの論文を根拠にすることがいかに危険か改めて分かります。

私はこれからも論文を読むと思いますが必ずネガティブな意見がないか探すと思います。その上で自分の意見を形成していって社会に還元していきたいと思います。

 

参考文献:

  1. https://www.usatoday.com/videos/news/2018/08/10/monsanto-ordered-pay-289m-roundup-cancer-trial/37436611/
  2. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29843257
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